Oriiの伝統技術についてABOUT

Oriiの現場は
職人のイマジネーションに
あふれている。

Oriiの生み出す無限の色。
魔法のように浮かぶ模様。
一枚の金属に、職人の手とイマジネーションで、千変万化の表情を描く独自の技法は、どこにもない、Oriiオリジナルの発色をもたらします。

銅をはじめとする
金属素材に
新たな表情をつくりだす、着色伝統技。

400年の伝統に培われ、高度な鋳造技術が集積する町、富山県高岡。
モメンタムファクトリー・オリイは、昭和25年に折井着色所として創業以来、当地の伝統技術を受け継ぎ、仏像、梵鐘、茶道具や美術工芸品に至るまで、さまざまな鋳造品の着色を手がけてきました。

「着色」とは、塗装ではありません。
銅や真鍮が持つ腐食性を利用し、薬品や炎をコントロールして、鮮やかな色彩を発色させる伝統技術です。
当社は、鋳造品でしか表現できなかった伝統着色技法を発展させ、1mm以下の薄い銅板への発色を成功させました。銅や真鍮から引出される本物の色彩にこだわり、可能性を追求し続けています。

発色技法

Oriiでは、銅をはじめとする金属素材の腐食・錆びという特性を人為的に発生させ、独特の風合い、発色を生みだしています。

煮色

金属を硫酸銅と炭酸銅の混合液の入った鍋で煮込み、「煮色」と呼ばれる色を発色させる。

糠焼き

生地に糠みそを塗り、バーナーで焼く「糠みそ焼き」。糠みその燃えたあとが模様になる。

鉄漿オハグロ

稲の芯を束ねた「ネゴボウキ」で磨く作業。このホウキでないと、オハグロの輝きはでない。